例えば、5万円を預けて、100万円分の信用取引口座を用意してもらい、それで5000ドルを購入したとします。(1ドル120円だと、60万円分購入したことになります。)このようにドルを購入することを「ドル円で、5000ドルの買いポジションを持つ」と言います。(「ドル円」でというのは、通貨の組合せのことです。買いポジションというのは、「買っている状態」ということです。1万ドルを現金で持っているわけではないのでこのような表現になります。)
5000ドルの買いポジションの状態のときに、1ドルが122円になったとします。するとどうなるでしょうか?5000ドル×122円=61万円になります。これにより、持っている資産(買いポジション)が、ドル円の変動によって、「61万円−60万円=1万円」となり、1万円の利益を生んだことになります。
この時点で買いポジションを解除した場合は、この1万円が振り込まれるということなります。